2)事前準備でこれだけのミスを防げる!トクをする!

1.事前調査の重要性

 会社を作るタイミングに適していた場合、実際に会社を作るわけですが、事前に調べておくことは山のようにあります。事前の調査によって未然に防げる事故もあれば、事前に知っていたためにトクすることもあります。ここでは簡単にその点を見ていこうと思います。

2.未然に防ぐ事故

 事前調査といいますと、類似商号がよく言われます。同じ市区町村内に似たような会社名で同じ事業目的がある会社があるかどうかを調べるというものです(平成18年4月改正)。これは管轄する法務局で調査できるものですが、実は役所の方は「聞いたこと」しかこたえてくれないのです。つまりA社については聞いたけど、聞いていなかったB社については無回答のままで、そのB社がひっかかった・・・ということがまれにあります。ですので、事前の総合調査は徹底して会社をピックアップする必要があるのです。

 そのほか、事前に防ぐものとしては、「事業目的」です。現在の事業と将来的な事業の目的を入れればOKだと市販の本ではよくいっていますが、それだけですと、事故を起こしてしまう可能性があります。
 ひとつは営業許可が必要な場合、その許可が取れるような目的をきちんと入れておくことが必要になります。もうひとつは将来的に融資を受ける場合、不利になるような目的がありますので、入れないほうが良い場合もあります(例「金融業」など)。可能性のあるものを全て入れた結果、融資を受けられないということもありえますので気をつけましょう。

3.トクする情報

 設立前の調査でトクをするといえば、やはり助成金です。助成金については、タイミングや状況に左右されることが大きく、専門家に依頼することをおすすめしますが、タダでもらえて、返す必要がないお金なので、1度は検討してみましょう。

 また、地方公共団体によって、公的な助成金がありますが、地域によっても変わってきます。ですので、本店所在地(会社の住所)が県境などの場合は事前に地方公共団体の助成金等を調べた上で本店を決めると、場合によっては金銭的にトクをする場合があります。